経済の番組

最近、経済番組がおもしろいと思う。特に、テレビ東京が。
ワールドビジネスサテライト』は学校でごく稀にしかみられないのだが、
『日経スペシャル・ガイアの夜明け』は月曜深夜にやってるので、火曜は1限からだというのに構わず思わずフルで見てしまいます。

知らない世界の激しい駆け引きは見ていておもしろいです。

憲法の話

今回は、自由民主党が出した憲法草案を荒読みして感想をば
http://www.jimin.jp/jimin/shin_kenpou/shiryou/pdf/051122_a.pdf

全体

まず、憲法は国家権力を規制するものであって国民を縛るものではない。
だから、自民党の誰かさんが「憲法に義務を入れるべきだ」というのは的はずれ。
で、それを『責務』などという言葉で覆い隠す自民党案。ちゃんと言え。

いい点といえば、“環境保護”と“新しい人権”を規定したこと。
硬性憲法軟性憲法にかわることはちょっと問題あるか?

第6条第2項−3→第54条第1項

解散権が内閣総理大臣に属することを明記。
戦後すぐから問題になっていた解散権論議に一区切り。

第9条

難しい。
自衛隊があるから憲法を変えて自衛軍にする」なんていう変な発想をこの前だれかが言ってたけど、それはおかしい。憲法にそぐわない物は、そっちが変わるべき何だから。
ただ、自衛隊やそれに類似する組織がないのは、ちょっと不安だというのも分かる。
だから難しい。

第63条第2項

下手すれば国会の重要な責務を阻害するおそれがあると思われる。

第76条第2項

ダメ。軍事裁判所はシビリアンコントロールを阻害すると思う。
公正な裁判のためにも、起訴権の検察官独占は崩しちゃダメだと思う。

第79葉第2項

一番遠い司法への国民参加。
刑事事件への裁判員参加で近づいたと思いきや、いままでの最高裁判所裁判官国民審査が遠のいてしまう可能性が。

第79条第5項後段

裁判官の独立が大きく損なう可能性有り。反対。

第92条

つまり、その向こうに中央主権?

感想

保守的。
まぁ、たたき台だからこっから論議がはじまるのでしょうね。

連載企画『去年は何の日?』

今日は休刊でした。