生の事件

『教室事例・教科書事例』という言葉があります。

法律の勉強で出てくる、実際の事件“のような”事例です。(極端な例や結論が分かれる事例が多い)

今回は午後の早い時間が空いたので、久しぶりに熊本地裁を傍聴しました。

最初は殺人・死体遺棄被告事件。

検察官の論告によると母親がトイレで産み落とした子どもを直後に窒息死させ、その遺体をビニール袋に入れてベランダに置いておいたというもの。
求刑は5年。だいぶ軽いなぁと思いますが、たぶん相当情状酌量の余地のある事案だったのでしょう。
裁判員制度が導入に向けて検察官がスライドショーを使って論告求刑を行っていて裁判も変わるんだなぁって思いました。
次回判決期日は来週月曜日。ホント、スピーディーなんですね。

次に3名の共謀による窃盗被告事件。

事件のあらましは終わっていましたが、検察官の弁論を聞いているとたぶん金属窃盗じゃないかなぁと思います。
何か他にもやらかしてるみたいで、どうやらこれから追起訴もあるみたいです。あらあら。


気合入れて、勉強しなおして参ります。