鹿児島に帰って,鹿児島県5選挙区を俯瞰してみた

造反,刺客,鞍替,コスタリカ崩れ,世襲,保守分裂等,全ての要素がつまってたよこの県。

選挙結果を見て

自民党の郵政への絞り込みが意外にも成功してしまった感がある。ある種,すり込み?
その結果,郵政が民営化された時に影響があるといわれる『過疎地』よりも人が圧倒的に多い『都市部』の票が流れた。それが自民党の都市圏小選挙区の勝利に如実に表れている。
公明党との選挙協力もうまくいったといえるのではないだろうか。ただ,公明党自身が若干減。

逆に,民主党の敗因はひとえにその小選挙区での大敗。比例代表では結構競ってたから,二大政党制は未だに崩れていないのではないだろうか。これからの復活に期待。

共産,社民も現状維持or1増は厳しい選挙戦では善戦と言うべきではないだろうか。これからの国会でもがんばってほしい。

国民新党は地盤が強い方々たちなので妥当。
新党日本は減。やはり,選挙準備期間と二番煎じ的雰囲気を払拭できなかったか?
新党大地はねらい通り。

諸派・無所属は地盤があるかどうかが明確に分かれたと思う。都市部の反対派は敗れたが,地方の地盤保持者は確実に決めている。

これからの政局

自民党公明党を除いても絶対安定多数を確保したが,それも公明の選挙協力があってのものだから自公連立は堅いか?
郵政法案は10月に通るだろう。参議院で否決されても差し戻しで成立する。
そうなると,次は11月の自民党憲法改正草案発表から始まる憲法改正論議参議院で3分の2の議席を確保していないから即座に改正と言うことは無いだろうが,次の参議院選挙でも今回のような勝利をおさめるといよいよ国民投票も近いか?(まぁ,憲法はそう簡単にはいかないだろうけどね・・・)
小泉首相は来年9月退陣は決定だろう。次の総選挙では何があっても今より議席が伸びることは無いのだから,今引くのがベスト。そうすれば,退陣3年後(?)の選挙で『小泉責任論』は絶対にでないだろうし,影響力も多大に残る。今の総理に対する森喜朗前首相みたいになるのか?


それはさておき,次の国政選挙(おそらく再来年の参院選)は選挙権があるので投票に行きます。
国民投票があったらそれこそ絶対に行きます。

で,お約束のように・・・

東京一区の選挙結果を晒してみる。
当然,供託金没収となっている件について・・・
http://headlines.yahoo.co.jp/specialfeature/election2005/list/tokyo/01.html